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育成会について

会長挨拶

ご挨拶

 昭和34年に広島県手をつなぐ育成会が結成されて六十有余年が経ちました。設立当初より一貫して知的障害のある人の幸せと福祉向上を願い、運動体として活動してまいりました。当時は『就学猶予』という名の施策の下、学校教育を受けることすら難しかった時代でしたが、先達や関係機関のご努力により、義務教育制度ができ、福祉サービスも随分充実してきました。しかしながら、現在でも地域の中ではグループホーム建設の反対運動が起こるなど、障害者への偏見と差別はさほど変わっていないように思います。

 2016年7月、障害者施設「津久井やまゆり園」で19人の障害者の命が奪われる凄惨な事件が起き、世論に「障害者の命の尊厳」について大きな一石を投じるものとなりました。
どんな障害があってもかけがいのない命です。価値のない命など一つもありません。

 知的・発達障害のある人は、自分の気持ちを伝えることが苦手な人が多く、時にはその意表を突く表現が周囲を驚かせるかもしれません。そんな彼らのことを、皆さんに「知ってください」「仲間として受け入れてください」という想いを込めて、2012年に知的・発達障害者の理解啓発活動を行う「ひろしま・あび隊」を結成しました。疑似体験を通して知的・発達障害者の困難さの理解を広める運動をしています。

 また、この度、本人のことを第三者に詳しく伝えるためのツール「広島県版サポートファイル」の内容の見直しを行いました。開発した当時から年月が流れて生活の様式や制度が変わる中、多様化する障害へも対応し、より使いやすい内容に改訂しております。さらに多くの皆様にご利用いただきたいと考えています。

 障害のある人もない人も、誰もが排除されることなく、全ての人が共に生きる『共生社会』の実現を目指し、育成会はこれからも活動を続けて参りたいと思います。
皆様も会員として、また賛助会員として、ぜひお力をお貸しくだい。今後とも、ご支援ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

一般社団法人広島県手をつなぐ育成会
会長 金子麻由美

基本方針

私たち、広島県手をつなぐ育成会は、知的障害のある人たちが障害の程度にかかわらず、その年代に応じた適切な支援のもと、人としての尊厳をもち、安心して暮らし、また活動できる地域社会を実現するため、障害児・者福祉の向上に努めます。

わが国では、平成26(2014)年1月、障害者権利条約を批准しました。この締結に至るまでに『障害者制度改革推進会議』において障害者制度改革のための本格的議論が行われ、その取り組みは、障害者施策全体を見直し、国内法の整備等諸改革を進めるものでした。これにより、障害者基本法の改正(平成23年)、障害者総合支援法の成立(平成24年)、障害者差別解消法の成立および障害者雇用促進法の改正(平成25年)など様々な制度改革が行われました。育成会はこれらの改革(改正)後の社会の状況やモニタリングを見守り、本人やその家族の思いや願いを行政や社会に伝え続けなければなりません。

当会は、これらの基本的考え方に立って事業を推進し、啓発活動等に取り組んで参ります。そして、障害のあるなしに関わらず、住みたい場所で生活できる社会を実現するために活動いたします。

定款

役員一覧

令和3年度 役員

令和3年10月1日現在
(令和3年度改選)

役職 名前 所属
会長 金子麻由美 広島市育成会
副会長 瀬良 京子 NPO法人神辺育成会 理事長
副会長  岡田 雄幸 三原育成会 (社福)「みどりの町」施設長
副会長  春木 強 (社福)やぎ管理者 広島県事業所協議会代表
副会長 柏田 潤子 広島市育成会
理事 安森 博幸 広島市育成会 副会長
理事 善川 夏美 広島市育成会 副会長
理事 小池 行博 松陽寮 保護者会 副会長
理事 徳永 玲子 呉市育成会 副会長
理事 新元 史子 三次親の会「夢」会長
理事 佐藤  隆 野呂山学園 利用者家族会 会長
理事 田中 孝治 はつらつ友の会 会長
理事 彌政 愼一 広島県知的障害者福祉協会 副会長 (社福)光清学園 施設長
理事 村主 武彦 東広島市育成会 会長
理事 髙下 美智江 竹原市育成会 会長
理事 尾池菜緒美 大竹市心身障害児・者手をつなぐ育成会
理事 西山 美香 広島県特別支援教育研究連盟 理事長
理事 海段 大作 (社福)「みどりの町」
理事 岩本 吉朗 太田川学園保護者会 会長
常務理事 中尾 秀行 広島県育成会 常務理事
監事 川上 清一 松陽寮保護者会 会長
監事 水戸 静眞 広島県育成会 元常務理事
顧問 副島 宏克 因島地域手をつなぐ育成会 会長 「若葉」総合施設長

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